オンラインカジノは全世界で多くのファンを抱える一大娯楽産業です。
プレイヤーが安全・安心にプレイできる優良なオンラインカジノを見分ける基準をここでは解説していきます。
オンラインカジノの運営構造
優良なオンラインカジノを見分けるには、まずオンラインカジノがどのような構造で運営されているのかを理解することが大切です。
オンラインカジノゲーム開発会社
オンラインカジノ運営会社対してカジノゲームを自社で開発して、提供しているのがオンラインカジノゲーム開発会社です。
開発を行っている会社は、開発が認められた国の政府や、他の第三者機関が発行したオンラインカジノゲームの開発ライセンスの取得を必要としています。
オンラインカジノ運営会社
オンラインカジノ運営会社は魅力的なカジノゲームを作成しているソフトウェア会社を選び、そこからカジノゲームソフトウエアの提供を受けます。
実際にオンラインカジノを運営するためには、政府に対して許可申請をしてライセンスを取得する必要があります。
また、ライセンスを取得できても抜き打ちなどで第三者機関に監査を受けることがあります。
運営許可申請機関と監査機関
カジノゲーム開発会社やオンラインカジノ運営会社の申請を受け付け、審査をしたりライセンスなどの運営許可をしています。
第三者監査機関は定期的に又は、抜き打ち審査をして公平性を保っています。
ライセンス
ライセンスは発行している国によって審査基準が異なりますので、ライセンスを取得していれば絶対に安心というわけではありません。
ライセンスの有無だけではく、どれだけ審査が厳しく評判の高いライセンスを取得しているかがオンラインカジノ安全性の評価基準となります。
マルタ共和国
2000年に発行が開始されたマルタ共和国のライセンスは、数多くのライセンスの中でも特に取得することが難しいライセンスとなっています。
その理由は定期的な抜き打ち監査を行うことで不正をチャックしていたり、ライセンスの有効期限を5年と定めています。
ジブラルタル
一流のオンラインカジノの証といわれる程のハイグレードなライセンスです。
直接ジブラルタルの政府が企業実績に基づいて許可を出しているため、実績のないオンラインカジノ企業は取得することができない仕組みみなっています。
またライセンスの維持費も高額なので、適切な運営をしているオンラインカジノ企業しか運営の継続が難しくなっています。
イギリス
イギリスの英国賭博委員会のライセンスは、イギリス国内でギャンブルに関するサービスを提供するのに際して必要なライセンスです。
英国賭博委員会はイギリス政府と協力してサーバー、ソフトウェアから従業員や運営資金まで調査をして適正に運営されているか監査をしています。
イギリス国内のライセンスではありますがその信頼性の高さからさまざまなオンラインカジノ運営会社や開発会社が取得しています。
マン島
イギリスとアイルランドの間にある島で、自治権を持っている英国王室属領です。
取得するのが最も難しいライセンスの一つに挙げられます。
マン島は小さい島ながら世界の金融センターとITセンターとして発展していて、他の地域政府がサーバー、ソフトウェア、従業員にいたるまで調査をして、公正に行われているかを判断し許可出しています。
キュラソー(オランダ領)
キュラソーはカリブ海にあるオランダ王国の4つの構成国の一つです。
キュラソーライセンスは、キュラソー政府から認められた4社のマスターライセンスホルダーがオンラインカジノ運営にサブライセンスを発行する特殊な形態です。
マスターライセンスホルダーは、サブライセンス発行にあたり、公正なカジノシステム運営と十分な資金があるかを審査したのちライセンスを発行しています。
ただ、ジブラルタルやマルタラインセンスに比べると審査は厳しくないのでライセンスの信頼度は下がります。
しかし、その反面新しいトレンドに対応するのが早くなるのでトレンドに敏感なプレイヤーには比較的有効です。
フィリピン
フィリピンはカジノが盛んな国でゲーミングライセンスも2つあります。
その一つがファーストカガヤンです。
カガヤン特別経済区でフィリピン政府が発行しているラインセンスです。
経済面で優遇されている経済特区なのでアジアのオンラインカジノの多くなこのライセンスを取得しています。
信頼性はジブラルタルやマルタ程高くはありません。
もうひとつは、PAGCORライセンスです。
フィリピンはマカオに次ぐカジノ大国ですが、ランドカジノにライセンスを発行していますが、近年はオンラインカジノでも取得されることが多くなっています。
フィリピンのランドカジノを管理しているので信頼性はファーストカガヤンより高いです。
カナワケ
カナワケはカナダのモントリオール近郊のインディアン・モホーク族が自治権を持つ居住区です。
ゲーミングライセンスは高くもなく低くもなくといったところですが、ライセンス取得にかかる料金が高くなくて審査も他のラインセンスに比べるとやさしいので信頼性は高くありません。
第三者機関
一度ライセンスを取得してしまえば、その後に何も監視がなければ適切な運営をしているとは必ずしも言い難いので定期的や不定期に監査をするのが、第三者機関です。
第三者機関による監査は法的に必須ではありませんが、プレイヤー側から見て安心してオンラインカジノをプレイする為には監査を無事にパスしている事は大きなメリットとなります。
イーコグラ
2003年に設立されたプレイヤーの保護を目的としてオンラインカジノの公平性を監査する非営利団体です。
基準としては、公平なゲームの提供、問題解決の迅速性、支払の透明性などが挙げられます。
GLI
ギャンブル系における最大規模の審査機関です。
ペイアウト率の公表やスロットマシンの検定なども行っており、審査基準はゲーミング機器がお金を正しく扱っているか、乱数発生装置のテスト、自己規制プログラムの正常性などが挙げられます。
優良なオンラインカジノの見分け方
プレイヤーが側から見た優良なオンラインカジノの見分け方のポイントは5つあります。
上記で説明したライセンスの有無と第三者機関からしかるべき監査を受けているか、またセキュリティや安全性です。
オンライカジノは登録時に個人情報を登録しますのでセキュリティがしっかりしているオンラインカジノを選びましょう。
次に日本語でのサポートの有無です。
基本的には英語表記になるので苦手な方には重要なポイントです。
そして、入出金のスピードも大切です。
入金方法や換金方法がスムーズに行えるオンラインカジノを選ぶ事です。
最後に初回ボーナスの充実度とカジノゲームの豊富さです。
初回ボーナスが充実していれば、そのオンラインカジノゲームを自身で審査する機会が増えますし、その分出費を抑えてプレイすることができます。
そして豊富さについては、オンラインカジノ運営会社側としてはカジノゲームを豊富に揃えておくことが、多くのユーザー獲得に繋がるので見分け方の重要なポイントになります。